SENSE OF WONDER !?
日中の暑さが夏らしくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ梅雨の暗い雲が晴れ、あの高く遠い夏の空がやってきますね。
しかしまあ夏の暑さとは無関係に、空調の効いた部屋でゲームしたり本を読んだり、過ごすのがお気に入りの僕です。
まあ、今回はそんなゲームの話です。
国内では最大のゲームイベントの「東京ゲームショー」というのがあるんですが、毎年幕張メッセで開催されるので、よく見に行くんです。
そんな中、先日発表された新企画に非常に何かを喚起されました。
「東京ゲームショウ2008 (TGS2008)」の新企画として、ユニークなアイディアを持つゲームを募集し、プレゼンテーションする「SENSE OF WONDER NIGHT 2008 (センス・オブ・ワンダー ナイト 2008)」を開催する。
- 実験的、創造的であり、伝統的と呼ばれないゲームデザインやアイディアを含んだゲーム
- 見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっとし、自分の世界の何かが変わるような感覚(=センス・オブ・ワンダー)を与えられるゲーム
- 設定やキャラクタデザインだけが斬新であったり、すでに存在するジャンルを組み合わせただけのゲームなどは対象外
"CESA、全く新しいアイディアの作品を募集する新企画「SENSE OF WONDER NIGHT 2008」を開催"(Impress Watch:Game Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/game%2Fdocs/20080623/sown.htm東京ゲームショウ|TOKYO GAME SHOW(公式)
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2008/business/sown.html
『今までに誰も見たこともなくて、見たときに何も他の物を連想させなくて、見た瞬間に誰もがビックリする新しい物を作れ』っというのはすごい難題ですが、見た人の感性に何か刺激を与える、何か少しでも新しい体験を、感情を動かすというのは、ドーンと驚かせる物から、ちょっと吹き出してそれで忘れてしまうような物まで、僕らのような人種が少なからず持っている終わりのないテーマであり、変わらない目標でもあるんじゃないですかね。なんて。
ゲームに限った話ではないんですが、リメイクやカバーもいいんですけど2匹目のドジョウというか、もう人類の想像力は衰退してしまったのかと思うような最近のテレビ番組などのコンテンツにうんざりしかけていた僕には強烈に爽やかな感じがしました。
EPOCH MAKING と SENSE OF WONDERということでしょうか。
- epoch-making
- ある分野に新しい時代を開くほどであるさま。画期的。
(goo辞書:三省堂提供「大辞林 第二版」より)
集団としての思考の硬直や停止というのも常にそばにある物だと思うのですよ。 その中で自身がEPOCH MAKINGな存在であるっていうのは決して今すぐ世界を変える!なんて大袈裟なお題目ではなくて、なにかしら身の回りのいろいろな関わり方をしている人々の中でも、ちょっと変わった視点や価値観を提供する存在であれば、そして波紋のように身の回りで起きる全ての物事から発露するなにかをなんらかの形で影響しあって、形にしていければと思います。
この歳になると良く思いますが、いつまでもいろいろな物事に対する感性としなやかさは保ちたい物ですね。(笑
しかし、誰も見たこともない、今までに無いナニカですか。
「SENSE OF WONDER NIGHT 2008」なにが飛び出すんでしょうね(笑
今年のゲームショーもとても楽しみです。
written by Nobi:アイデアビューロー・Webチームのテクニカルアドバイザー。