Photoshopのオンライン版「Photoshop Express」
画像を扱う仕事人必須のソフト「Adobe Photoshop」。
プロ仕様の「Photoshop」から機能を絞って低価格化した、入門者向きの「Photoshop Elements」というものがありますが、さらに機能を絞った簡易版ともいうべきWebアプリ「Photoshop Express」のベータ版が公開されました。
Flash9がインストールされていれば、ブラウザからPhotoshopが使えちゃう!
と言うとインパクトがありますが、フリーの画像処理ソフトがWebアプリになった、という感じで、ご本家「Photoshop」との違いを云々いうのは違うかなというもの。
できることは明るさ調整、トリミング、赤目補正フィルタ、コピースタンプツール、シャープネス、ソフトフォーカスなど。エフェクトで部分色変換やイラスト調、ゆがみなどがあります。レイヤーと切り抜き系ツールはありません。
もしも出先の事務処理系アプリしか入っていないPCを前に、急に簡単な画像処理をしなくてはならない事態が起きた時(ありますよね?そういうこと)、取り乱さないようにと、まずはユーザー登録。
画像編集の点だけみると弱いのですが、アルバム共有とか、ストレージとして2Gのスペースが使えたりとか、もしもの時にはいいかもしれません。
まずは「Photoshop Express」へアクセスを。
名前、メールアドレス、パスワード、生まれた年、国(USAしかないので、とりあえずUSAで)などを登録して認証が通ると、マイページへと誘導されます。
ではまず、目立つところにあるボタンから、自分のPC上にある画像データをアップロードさせましょう。
アップロードが完了すると、サムネイルで一覧できるアルバムに整理されます。
▼迷わずサムネイルをダブルクリックすると、画像編集モードに切り替わります。
画像編集モードで使える機能は、画面左のサイドメニューに。
▼メニューにはこんなコマンドが並んでいます。
▼たとえば、トリミングや部分色変換のポップカラーの作業画面はこんな感じ。
▼コピースタンプツールみたいな「タッチアップ」で、簡易的にパーカーのロゴを消すくらいの処理もできます。
画像処理ができるWebアプリは、この「Photoshop Express」だけではなく、「Aviary」など競争が激化しそうな気配です。
written by Hidden:アイデアビューロー・Webチームのアートディレクター。